医療関連

【主な国家資格】医師/歯科医師/看護師/保健師/助産師/臨床工学技士/臨床検査技師/薬剤師/視能訓練士/理学療法士/作業療法士/言語聴覚士/はり師/きゅう師/柔道整復師/診療放射線技師/救急救命士/歯科技工士/歯科衛生士/あんまマッサージ指圧師/義肢装具士など

看護師

医療の現場において専門的な知識をベースに、医師の診断や治療のための補助を行います。また病気や怪我により入院生活を送っている患者の手助けや、病気による不安に対する心のケアなど、あらゆる面で患者を支えることも重要な仕事です。最近は専門的な知識と技術を持った看護師が、患者や家族から症状を聞き取り、生活指導を行う「看護外来」を設置する病院も増えています。また、医師の負担軽減、医師不足の地域での医療サービスなどに対応するために、特定行為の研修を受け、医師が不在でも特定の医療行為ができる「特定看護師」への期待も高まっています。看護師は病院、診療所、保健施設で働くのが一般的ですが、家庭を訪問して看護する「訪問看護ステーション」などでも活躍しています。看護師は一生続けられる専門職であり、安定しているので人気もありますが、看護師を必要とする施設が多く、全国的に看護師不足の状態が続いており、充足するにはまだ数年かかるといわれています。

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視能訓練士

病院の眼科や眼科医院などで、医師の指示のもと、眼科治療にかかわる検査全般、視機能回復のための検査・治療計画・矯正訓練などを行います。また、白内障など眼疾患に関する検査、眼鏡やコンタクトレンズの処方に関する視力測定、学校や職場などでの集団検診も行います。近年は、視機能が十分に回復しない患者さん個々の症状に応じて必要な補助具を選定し、使い方の訓練やリハビリテーション指導も増えています。パソコンやタブレット・スマートフォンなどが普及し、目に負担をかけることが多い現代の生活など様々な社会背景から眼の疾患が増加しているため、大切な目の健康を守る眼科領域の専門技士として、今後ますます求められていく専門職です。

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言語聴覚士

言語聴覚士は、「コミュニケーション」と「食事」に障がいのある方のリハビリテーションを行い、自立や社会復帰をサポートする仕事です。例えば、脳卒中などの後遺症による「失語症」、言葉が不明瞭になる「構音障害」、発語や言葉を理解することが、生活年齢から予測される平均的な状態よりも大幅に遅れる「言語発達遅滞」、吃音や音声障害、老人性難聴、小児聴覚障害、食べ物をうまく飲み込めなくなる「嚥下障害」など、さまざまな障がいに対して原因を追求し、改善のための練習や指導、助言などを行う専門職です。「話す」「聴く」「食べる」といった行為は、日常生活に欠かせない、生きていく上で必要不可欠な機能です。コミュニケーション機能を回復するという言語聴覚士の仕事は、患者さんに人と関わる喜びや、自信を取り戻すための手助けをする尊い仕事です。

臨床検査技師

臨床検査技師が行う臨床検査とは、血液検査や尿検査といった検体検査と、心電図や脳波といった生理機能検査があります。その検査結果によって医師は診断や治療方法を決定するため、医療現場においては重要な役割を担います。また、病気の予防や早期発見のための健康診断や人間ドッグなどでの検査も臨床検査技師の仕事の一つです。おもな活躍の場としては、検査設備のある病院や診療所、または臨床検査を専門に引き受ける検査センター、国や企業の研究所などがあります。近年は新たな検査や検査方法など医療技術の進歩によって、多くの人々の健康が守られています。

救急救命士

救急車で患者を現場から病院へ搬送する間に、一般的な救急処置に加えて、搬送中に医師の指示を受けて、気道の確保、輸血、心臓への電気ショックなど救急救命処置を行います。現状、消防庁では3人1組の救急隊のうち、1人は救急救命士の資格取得者を乗車させるように呼びかけています。しかし年々増加する救急車の出動回数に対応できるだけの救急救命士の確保がまだできていないのが実情です。119番で呼ぶ救急車は消防署に所属しているので、「救急救命士」の資格を取得して活躍するには、公務員試験である「消防官採用試験」に合格しなければ消防機関への就職できません。資格取得方法としては「消防官採用試験」に合格後、消防士として働きながら「救急救命士」の資格を取得することも可能です。また「救急救命士」の資格を持っていれば、医療機関に所属する救急車へ乗務することもできます。

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理学療法士

ケガや病気により日常の動作に支障が生じた人に対して、関節の動きを改善したり、筋力を回復させたりする「運動療法」、温熱・電気などで血行を良くし、痛みをやわらげる「物理療法」を行い、身体の機能回復を目指すリハビリテーションの専門家が理学療法士です。また、身体に障がいが残った方に対して、基本動作や日常生活を行う上での説明や援助、利用者がより安全で快適な社会生活を送れるように、住宅改装に関するアドバイス、生活習慣病の予防や健康管理のためのアドバイスを行うことも大切な役割です。病院や診療所、介護保健施設のほか、スポーツジム、プロスポーツチームなど、多方面で活躍しています。

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作業療法士

心身に障がいがある人に対し、手芸や園芸などの作業を通して、心身の機能を回復させ、社会的な適応力を向上させるリハビリテーションの専門家が作業療法士です。障がいのために行うことができなくなった日常生活の行動や動作を、リハビリテーションにより身体機能の回復を図ったり、義手や福祉用具を使って快適な日常生活が送れるように動作訓練などを行い、社会復帰を目指します。動けるようになるだけでなく、精神面・心理面の安定もサポートします。活躍の場として医療関連施設、社会福祉施設、教育関連施設が多いようですが、精神病院、一般病院の精神科や神経科など多方面でも活躍しています。

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歯科技工士

患者さんと接することは少ないので、認知度は低いのですが、詰め物の作成、入れ歯やさし歯などの義歯、歯並びの矯正装置などの製作・加工・修理を行い、健康な歯に復元するための仕事で、実はほとんどの人がお世話になっている職業なのです。またスポーツをする際に、口の中の怪我を防止するために装着する「マウスガード」も歯科技工士が作成しています。人間の永久歯は、性別・性格・年齢・生活環境などの違いによって、かたち、色、歯並びなどに微妙な差があります。そのため1人ひとりの症例に合ったものを作るには作業の自動化は難しく、1つ1つが手作りとなります。歯科技工士として、噛み心地や見た目のよい歯を復元できるかどうかは、芸術のような繊細な感覚と確かな技術や経験が必要となります。主な勤務先は病院・歯科医院や歯科技工所になりますが、経験を積んで独立開業することも可能です。

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歯科衛生士

歯科医師の指示を受け、診療・治療の補助を行います。また、歯周病や虫歯を予防するための歯磨き指導、高齢者の口腔ケアや噛んだり飲み込んだりする力を強化する訓練など保健指導も行います。職場によっては、受付や診療記録の整理といった事務仕事をすることもあります。歯科医院が主な活躍の場となりますが、それ以外にも保健所、高齢者福祉施設、障害者施設などからのニーズもあります。今後「歯科衛生士の役割」は高齢化社会の到来により、高齢者が少しでも長く健康でいられるために、歯科医療の現場においてますます重要となっていきます。歯科衛生士の資格は、就職はもちろん、結婚後の再就職にも有利な資格といわれています。

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はり師・きゅう師

はり師は金属の細い針を経穴(ツボ)に刺して刺激を加え、きゅう師は艾(もぐさ)を熱して経穴(ツボ)に刺激を加えて病気を治療します。はり師ときゅう師の養成施設は「鍼灸師」として学ぶ学校が多いため、1つの資格と思いがちですが、別々の国家資格です。ただこの鍼灸師養成施設で単位を取得すれば両方の受験資格を得ることができるため、多くの学生が両方の国家資格取得を目指します。近年は高齢化社会に伴って、老人保健施設や有料老人ホームにおける鍼灸の需要が増えてきているようです。また、美容業界においては、耳つぼを使ったダイエットや全身の気の流れを整える美容健康法に鍼灸が取り入れられています。スポーツ業界でも怪我の回復に鍼灸治療を取り入れる選手も多いため、この国家資格を持ったスポーツトレーナーが必要とされているようです。

柔道整復師

薬の処方や手術を中心に治療を行う医師とは違い、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの損傷に対して、「手技療法」「物理療法」「運動療法」などの施術で機能回復の手助けや、ケガの手当てなどの治療を行います。薬に頼らず、自分の目と手、患者さんとのコミュニケーションから判断し、見極めなければならないため、深い知識と確かな技術、豊富な経験が必要です。柔道整復師は男性が多いのですが、患者としては女性も多く、身体を触って治療するため、女性のニーズが固まり、年々増加しています。また、社会の変化と共に活躍の場は接骨院や整骨院だけにとどまらず、介護・福祉の分野や、スポーツトレーナーとしてスポーツジムで働くなど、様々なフィールドで活躍しています。